2人の作品を見比べることができる貴重な機会。
7月11日から公開されているミケランジェロの「大型彫刻」も必見です!
※特別内覧会のため、許可を得て撮影しています。
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展覧会は序章/1〜6章/終章の8テーマからなる会場構成。
デッサンやアイディアの源となる「素描」を中心に、
油彩画、彫刻、手稿、書簡などが展示されています。
油彩画、彫刻、手稿、書簡などが展示されています。
ミケランジェロ・ブオナローティ
《<レダと白鳥>の頭部のための習作》1530年頃
当時の慣習で、女性を描くために男性モデルを使うことがあり、
本素描も弟子をモデルに描かれたようです。左下:まつ毛が長く描かれてます。
2人の素描の特徴
(左:レオナルド)左利き。左上から右下にハッチング。
(右:ミケランジェロ)右利き。クロスハッチングで陰影を出すのが得意。
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ミケランジェロ・ブオナローティ(帰属)
レオナルド・ダ・ヴィンチ
《馬の前脚の習作/<スフォルツァ騎馬像>のための習作》1490年頃
(青色の下地を塗った紙に金属尖筆と鉛白での描写)
レオナルドにとって、「馬」は非常に大事なモチーフだったそうです。
「レダと白鳥」の対比
左:レオナルドに基づく/右:ミケランジェロに基づく
共に追随者によって描かれた作品。
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ミケランジェロ・ブオナローティ
《十字架を持つキリスト》1514-1516年
(未完成作品、17世紀の彫刻家の手で完成)
顔の部分に疵が現れたため、制作を放棄されたのですが、
右膝、左手、脚部はミケランジェロによって手掛けられたそうです。
展覧会の一番最後に拝見できる2mを超える「大型彫刻」。
自然光で、360度から見ることができます。
自然光で、360度から見ることができます。
大きさもそうですが、キリストが裸体で表現されていることに驚きます。
館長の髙橋さんがおっしゃられたように、確かにミケランジェロだからできることなのでしょうね。
(この彫刻の向かいの壁面に飾られた写真もお見逃しなく!)
グッズ売り場では、日本で書き下ろした図録、イタリアのパスタ、オリーブオイル、石鹸なども販売。
非常に見応えのある展覧会でした。
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@三菱一号館美術館 ←現在開催中!
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